In due form…?

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ご当地おでんが各地で喧伝されるようになって久しいが、「富山おでん」という名前のパッケージが売り出されていたことにはこれまで全くもって気づいていなかった。そうしなくても、この季節は各所の店先に普通に存在する一品だからだ。燗酒をお供にいただくと、結構温まる。実家でもよく食卓に並んでいた一品だ。
物珍しさも手伝って一つ取り寄せてみた。温めるだけのお手軽調理のパッケージを開けると、富山の味がここに集結…ということになっている。


が、これを富山のおでんかと問われると少々答えに困ってしまう一品である。
…つゆは確かに富山で使われていそうな昆布を効かせた薄味だが、具の殆どが練り物で、そこにとってつけたかのようにとろろ昆布をのせる、という代物だ。青物といえば、大根くらい。そういえば蒟蒻も薄切りを串に刺したスタイルになっており、塊は入っていない。白滝ともまた違うのだろうか。
こういうスタイルのおでん、今までに食べたことがあるような、ないような…