Get your mind out of the gutter

通常、このサイトの記事は、世間様の流れとはあまり連動しない。新聞の類から情報を集めてそれを材料にしたり、ということもやっていない。
が、この時期になると条件反射で沖縄の新聞社(琉球新報 http://ryukyushimpo.jp/ & 沖縄タイムス http://www.okinawatimes.co.jp/ )の記事をあさって材料にしようとする衝動にかられる。数年程前に那覇の国際通りで自称「新成人」一行の行軍を目にしてからだ。笑点よろしくカラーの羽織姿が那覇市中心部で暴れる様は見た目によく目立ち、それこそが荒れる成人式の代表格としてよく知られている代物。


近年になって面白おかしくで各所で取り上げられるようになってはいるが、画面に映るのは終盤のごく一部にすぎない。複数の経験者へのヒアリングによると「行事」は前の年から周到に用意された行軍のようなものとされている。集団毎に廃車寸前の車を調達するところから始まり、準備と称して車に装飾や改造を施した後、当日一定の場所で集結しお揃いの装束を纏い、毎度のルートを通って那覇に至る。場合によっては露払いやガード等のおまけが付くことがある。
経験者をしてあれほど酷くはない、とは言うものの、経験談を聞くに付けどこまでが合法なのかがわからなくなってくるのだが。
「行事」自体は相当な年数の昔から行われているらしく、登竜門のようなものと位置づけられている、それを通過してなんぼ、というのが現時点での30代前半以降の世代の話だ。
未経験者は、沖縄の外で育ったか、余程のよい子かのどちらか、ということになりいずれにせよ異端視されるというのだが、当地沖縄にあっても一定以上の世代からは奇異に映るというから、どこまでが本当なのかは定かではない。
価値観やモノの考え方が他地区とは全く異なることを差し引いても、随分と下衆なことをやっている…というのはそれを記事にしている自分のことも含んでのことだが。