Sun drying

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実家での畦草刈りは早朝から始まったが、余りの熱波の前に午前の中程で一旦切り上げて日中は屋内に退避。あまり作業に熱中してしまうと、字面通りの熱中症になりかねない。救急センター行きは昨年で十分懲りた。
しかしこれだけの太陽熱が過ぎ去るのを単に待つというのも癪だ。
ということで夕方の作業再開までの間に1階大広間の畳を全てはがして虫干しにかける。漬物石の土台をもつ実家の建物は床下に湿気がこもりやすく、畳も古式ゆかしい藁が主成分の柔らかく湿気を吸いやすいつくりとなっている。長持ちさせるためには適宜干してやらないといけない。


床から外した畳を庭先に並べる。傍から見ればトランプハウスにも見えるかもしれないが、当然のことながら重量も表面積もトランプの比ではない。都合20枚以上は並べた気もするが、重さと暑さで枚数を数える気すら起こらない。ジムで適宜筋力と持久力を鍛えたつもりでいたが、熱への脆弱性までは改善出来ていない様子。
休み休みとはなったが、ひとまず午前中には畳を並べ終えた。あとは夕方の草刈り再開前に取り込むのみ。

この畳干し、高校にいた辺りまでは年に一回梅雨明けやっていた記憶があるが、大学進学に伴って実家を離れて以降行われていたかは定かでない。
畳の下に敷いていた新聞紙の中身が地下鉄サリン事件だったあたりからすると、以来一度も畳の虫干しは行われていない…ような気がする。畳を外したあとの床板も、どことなく湿っているような手触りがする。
ならば尚更念入りに「焼き」を入れねばなるまい。