金浦行きの747が安定飛行に入ったところで、鞄から紙を取り出す。韓国出張中、電子機器が使えないことを想定し、雑記を書くための紙を積み込んでいた。
いい加減北海道旅行の記録を纏めておいてしまいたいところだったが、機内食を食べ終えるとあっという間に着陸態勢。機内食はちらし寿司と煮物で、量は軽めだった。出発前にエキナカの珈琲屋で鶏＆菠薐草のサンドを入れておいて正解。
アルコールを入れることを見越してか、おつまみがついていたのには驚いた。

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羽田の国際線ターミナルで、金浦空港行きの便を待つ。出国手続き開始までには時間があるが、手荷物預かりも含めてかなり長い列ができている。
ぱっと見えた限りでは、赤のパスポートと緑のパスポートが半々。黒は意外にも少ない。
アメリカーノを飲み終えたところで、列に加わるとしよう。

ついに韓国行き当日となった。仕事場のメール転送用に、昔使っていたWebメールを復活させた。実に２年ぶりになるだろうか。
今時Netscape mailを使っている…なんて話をすると、どういう反応が帰ってくるだろうか。
使い始めた当初は、PC(Netscape限定だが)からもWebメールも両方使える、結構便利なメールだったが…

学生時代のサイトのコピーが出てきたので、遊び半分でスロットマシーンもどきのページだけを抜き出し、適当に改造した上でサーバーへ乗せる。
いつも通りの、気まぐれ。

かねてから制作中だった、日記帳＋メモ帳＋掲示板のスクリプトが形になってきたこともあり、少しづつ、試験的に、ではあるが、このサイトのシステム入れ替えを行っている。これまで別々のスクリプトで動かしていた日記帳、メモ帳、掲示板の各コーナーの動作設定と過去ログを新しい方のスクリプト用に対応させる作業を随時進めている。
自分で作った代物ではあるが、ここ３ヶ月程ほったらかしだったこともあり、落とし穴にはまること多々。使い方を頭の片隅から掘り起こしつつ設定を書き換え、想定通りの動きと画面レイアウトに近づいてきたのはここ２週間のことだ。年内には完了できるだろうか。

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気がつけば朝鮮半島出張は明後日に迫っている。
そろそろスーツケースの中身を準備しておかねばなるまい。まずは衣類や風呂道具一式等の身の回り品をそろえて雑然と仮置き。明日着替えの衣類がクリーニング屋から戻る予定なので、梱包は明日だ。
出張はほんの数日、と割り切って電源の手配は省略し、髭剃りとMP3プレイヤー用の電池を充電にかける。明日の朝には終わっているだろう。
初日と最終日に飲まされると言う話や、お仕事が長丁場になるという話があるので、常備薬に加えて飲み過ぎ薬と栄養剤も積み込む…必要なのか定かではない。

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２日連続でMP3プレイヤーを積み込み忘れてしまった。防災用のラジオは積んでいるが、存外に暇。ニュースやローカルな話題を扱う時間は、日付が変わる辺りでほぼ終わっている。帰り道に周波数を合わせてみても、面白そうな番組…あったかな。深夜ならではの番組ならいくらでもあるのだが。
不意に、ジェットストリームの存在を思い出し、周波数を合わせる。
普通の番組とは一線を画している番組だけに、聴いた回数の割にはやけに耳に染みついている。その原因のほぼすべてはかつてのＤＪ城達也のナレーションであり、彼の紳士的な落ち着き払った語り口には、男も惚れるほどの魅力があったに違いない。選曲の味がわかるまでには若干時間が必要だが。

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AM4:00 妙な夢で起こされた。
目が覚めると全身が何かの隙間にはまりこんでおり、僅かに上がった視線の先には「命の隙間」と書かれた板がはめ込まれており、この隙間から空気と食料の補給ができる、と書かれている。後にも先にも、身動きのできる範囲はそれまでだ。
狭所は苦手だ。
暫くして、また目が覚めた。目の前にはいつもの時計の針。7:10…まずい…

仕事場の引っ越しのおかげで、存外に早い時間に仕事場から出された。
12月に入ってから、日付が変わる前に帰宅できたのは数えるほどだったろうか。ひょっとしたら、今日が初めてかもしれない。こんなに早い時間の帰宅となると、時間の使い方に困ってしまう。
タリーズで一息ついて、帰宅の途についた。
…
冬至間近で真っ暗のガード下を、青色灯を付けたパトロールカーが走っている。赤は緊急車両、黄色は道路公団あたり、青は…？

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少々早めの大掃除。本棚をずらし、タンス代わりのコンテナを押し入れから引き出し、隙間という隙間の埃をかき集める。
続いて雑多な物品などを整頓。日頃の節約の甲斐あって物資も順調に消化され、押し入れに若干の隙間ができたこともあり、荷物の配置を組み直す。引っ越し以来１年程行き場を失っていた荷物も、ようやく安住の地を得た…かもしれない。
…書類箱の中からセピア色の写真が出てきた。が、決してセピア色になるほど古い年数の写真ではない。受領したのは前年で、意図的にセピア色で現像した写真だ。曰く、ネタであると。だが、写真を見せただけで、前にも後にもそれだけだ。その日以降、その主の存在自体が頭痛の種となっている。

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