年の終わりに~餅を絵から引きずり出せたか?~

Y2K対策っちゅうことで、今日はシステムのバックアップの日である。せっかく買ってきたDVDドライブ(『長い長い昔話10』参照)も、結局使われることなく放置されていたので、今回はそいつを使って作業を行った・・・・のだが、結構な量のファイルがあり、圧縮をかけてようやく1枚のディスクに収めることができた。
ちょこちょこっと設定してやると、あとは機械任せなので存外に暇である。UNIXだと、ここいらへんの作業は自動的に任意のディスクにバックアップをとることができるんだけど、NTだとそれができん。しかも、バックアップはテープでとるツールしかないらしい。やれやれ。


時たま行く喫茶も、年末休業に入ってしまい、「たまり場」にあるTVをつけても年末特番っちゅうことでこれと言った番組もやっておらず、メーリングリストから来る大量のメールを別のサーバーに届くように切り替えたりなどをしても作業の間はなほ暇だったので、またまた筆の出番である。いや、指の出番か?
たぶんこれで今年の書き納めになると思われるので、前々から書いておきたかったというか、点検しておきたかったことについて書くと致そう。
今年は柄にもなく『皮算用1999』で、いくらか簡単な計画をたてておいたのだが、あきっぽいというか面倒くさがりというか(信濃の御国言葉では「づくなし」とぞ言ひにける)、そういう性格なのでちょっくら点検。
たてた計画とは
・昔作ったX-WindowのプログラムをJAVAに移植する「JAVAろうプラン(仮)」
・文字通りの「旧館の改造というか吸収というか引っ越しというかプラン(仮)」
・手持ちのノートにFreeBSDを吹き込む「悪魔でおとーくプラン(仮)」
の3つである。
まず「悪魔でおとーくプラン(仮)」。こいつは完全に絵に描いた餅に終わってしまった。「悪魔番ノート」シリーズで書いたとおり、FreeBSDにとってのライバル(?)、Window$ NTの管理のお仕事が入ってきたのと、いろんなデータがわんさか増えてしまったのと、手持ちのノートがBSD向きじゃあないことがわかったのとで、現在では我輩のノートからはBSDのかけらもなくなってしまった。
しかし、日頃からWindows NTの管理をするにつけ、「がんばれゲイツ君」にたびたび紹介されたようなNTのタコさ加減を身をもって知ることができた。また、ぱそこんダトカいんたーねっとトイッタモノノ中身についてもかなり知ることができた。この一連の出来事の影響か、我輩のノート(Win95)は再インストールを繰り返すたびにシステムがどんどん軽くなってきておる。現在のところ導入初期に比べて1/4近くにまで軽くなった。
こんどぱそこんを入れるときが来たならば、ペンギン(Linux)だとか悪魔(BSD)がしっかり飼えるかようにしとかないとねぇ~。こんどこそ。そのためにも『藤原博文の館( http://www.kojima-cci.or.jp/~fuji/ )』などでお勉強お勉強。
つづいて、「旧館の改造というか吸収というか引っ越しというかプラン(仮)」。こいつは大成功というか、お釣りまで来る結果となる。よたよたのMacサーバーから業界標準のUNIX系サーバーへ引っ越したおかげで、何かと便利な事が増えてしまった。特に、遠隔地から更新できるという、当たり前の事ができるようになったことは大きい。
「アクセスレポート」を見ての通り、アクセスは暴発気味である。いつのまにやらサーバーのつながっている学内のバックボーンがギガビット級の太めな回線に入れ替わっていたらしい(詳細は信州大学情報処理センターにて)。これで当分の間回線がパンクする心配をせずにポンポンネタを放り込むことができるだろう。
旧館を整頓してすっきりとした形になったせいか、見に来る人の大半が迷わず主力コーナーの「CDMAうわっ」へと行けるようになったらしい。ここ半年の間に(CDMAうわっを)新人社員向けの教科書代わりに使わせてほしいというメールがいくらか来てしまい、ついでに社内事情なんぞもこっそり教えてもらったりして、思わぬ出来事にほくほく顔。大学卒業後もどっかのプロバイダに移転して続けてほしいというメールも約1通来た。
私のサイトがここまで盛り上がったのは、世の中に多数出回っている「ほぉむぺぇぢ作成本」と逆のことをしてきたからだとこの1年で確信できるようになった。化粧を濃くすりゃすぐアクセスが増えるなんて書いてある本は、すぐさまリサイクルに出してしまいましょう(:-P
アクセスを増やしたいと本気で考えるなら、「決定版!! 藤原博文の館・1500万ヒットホームページの秘密(著:藤原博文/技術評論社)」を読むといいかもね。
最後は「JAVAろうプラン(仮)」。こいつは現在のところ宙ぶらりんになっている。昔実習などで作ったX-WindowプログラムのうちのいくらかはJAVAへの移植が一通り終わり、「遺産過多Plus」で公開にこぎ着けた・・・・のだが、最終目標である「遊べるパズル」の完成には至っていない。
そこらへんのサイトで公開されているJAVAのソースを教科書代わりにしながらJAVAの手習いを始め、回り道・油売りをしながら「遊べるパズル」の前段階となるお絵かきアプレットの完成までは無事こぎ着けたのだが、そこから先はJAVA1.1と1.2のバージョンの壁にひっかかって思いっきりずっこけてみたり、PerlやJavaScriptに浮気してみたり、Windows NTに生気を吸い取られたりなどして、ぜぇ~んぜん手をつけてましぇ~ん。
プログラムの制作には慣れてきたけれど、いい加減氷河探検(就職活動)だとか「CDMAうわっ」が招いた共同研究なんかにも手を着けないといけないので、はやいとこやっとかないと「JAVAろうプラン(仮)」も途中で塩漬けになってしまうかもしれぬ。
このようにして1年を過ごしてきたのだが、来年はどうなるでしょう? ちょっとだけご期待ください、ということで今年の書き納めと致そう。それでは、よいお年を。
Rec:1999-12-28/Mix:1999-12-29