長い長い昔話(10)-これからの話-

Windows NTのお守りはいつまでたっても終わらないらしい。1つしかないはずのMOドライブがいきなり2つのドライブに増殖したり、一部ユーザーがログインしたときに、画面のフォントがゴマつぶサイズになったまま固定されたりなどなど、すてきな事態になったため、ついにシステム総入れ替えとなる。
で、丸々一日使って再インストールをしていたのだが、例によって例のごとく結構待っている時間が長かった。手順の方は何度か作業をやっているうちに手が覚えてしまったので、脳味噌はほとんど使っていない。「時間よ止まれ」を短縮したような感じで事は進んでいった。


再インストールが終わった・・・・と思いきや、間髪入れずに1台ン万円級のDVDドライブがやってきた。こんなもん何に使うねん?と聞けば、地図データを読み込むため「だけ」に使うのだという。さらに、事の顛末を聞けば、訳の分からないお年寄りが、研究に使う「電子地図(全国版)」を買ってきたのだが、そいつを使うにはDVDが必要だと強硬に主張したために買うことになった・・・・ということだ。
しかし、実際に研究で必要なのは広く見積もっても関東甲信越全域ぐらいだったりする。これくらいの地図データなら、一旦返品して同様な製品のCD-ROM版を買い直せばすむはずなのだが。
この例のみならず買う前にわずか1秒も考えることもしない人って、お年寄りを中心にけっこういるもんだなと思う今日この頃である。
~(10)これからの話~
1997年4月5日に産声をあげて以来、ホームページ3年限界説やら世紀末やらを乗り越え、今日の今日までどうにか生きながらえてきた。この「乱筆御免」も、ついに100本目である。
昨年11月からとり続けてきた累計アクセスの方も10月中頃に100萬件を突破した。月間のアクセスも少し筒ではあるが着実にのびてきている。アクセス件数だけで言えば間借りしている研究室本体のサイトの分を抜いてしまい、研究室内で一番のぞかれているサイトになってしまったようだ。アクセスカウンターの数字も、抜くのは時間の問題だろう。
このくらいのぞかれるようになってくると、私のサイトをネタにいろんなことをする人がちらほらとでてくるようになってくる。ある者は「ベストサイト」「役に立つ」などと触れ回り、またある者は放送禁止用語を交えて堂々とこき下ろし、挙げ句の果てには情報誌での紹介を依頼する者まで現れる始末。
この間本屋に行ってみたら、ちょこっとではあるが、本当に紹介記事が掲載されていた。長野県内限定発売の「月刊ながの情報」だったかな? ご丁寧に出版元のサイトからもリンクされておった。
しかし、これでよし・・・となるわけもなく、今日もネタをつぎ込んではアクセス状況を見るということを中毒症状のごとく繰り返している。
こうしているうちに気づいたのだが、身の回りにはネタになりそうなものがごろんごろん転がっている。今までに、定番とも言える日記帳や、お料理のレシピだとか、持ちネタとも言える研究などはもとより、変わったところでは過去に出したレポートだとか授業の時にとったノートさえもネタにしてしまった。
殊に、教養科目のノートから生まれたとも言ってよいコーナー、「知識のどぶ川」だが、当初の見込みに反して意外にもよくのぞかれている。ひょっとしたら、こういった類のページがこれから伸びてくるかもしれない。
現在、学校では必要最小限のことも教科書から削り、学級・学校崩壊などと惨憺たる有様だが、「Web上の教科書を使って自習する」人が学校に取って代わる云々・・・・といった大義名分は後でいくらでもつけられる。
結構見に来る人がいるので、暇を見て紙のノートをどんどんHTML化して行こうと考えている。こうすることで、いい加減かなりかさばってきた紙のノートを一気に処分できるというメリットもあったりする(ぢつはこれが始めたきっかけ)。
このほかにも、手持ちのネタや技を使って、ほかのサイトと連動した(??)ページを作ってみたり、友人知人のサイトを盛り上げる(??)道具を作ってみたりなど、片手間にWeb上で日曜大工を楽しんでいる。
なにせ私には当面の目標がある。このサイトへのアクセスで大学の回線をパンクさせるというものだ。卒業で現在の場所が間借りできなくなる2001年3月までに達成させることは果たしてできるだろうか?
それと2001年3月以降、どうするかだが、今のところ全く考えていない。どこか適当なプロバイダを見つけて引っ越しということになると思うが、そのときが来れば5秒ほどじっくり考えた上で何らかの手を打っているだろう。
とりあえずそれまでの間、暇を見て着実にネタをつぎこんでいくので、これからも見に来て下さ~い。
(長い長い昔話:おわり)
Rec:1999-11-25/Mix:1999-11-26