Make do

前日のうちに週の後半の食材諸々を調達し、あとは出発あるのみ。
礼服一式はあるにはあるが、黒ネクタイが老朽化でお釈迦になってしまわれている。この際それなりにしっかりしたものを買い込んでおくのもよさそうだ。幸い富山市内に紳士用品を調達できる店がいくらか並んでいる。立ち寄る時間を含めても納棺までには十分間に合う。
荷物もろもろは前日のうちにまとめておいたものを鞄ごと車に移し替えるだけ。おむつ替えなどで少々出発が遅くなったが、まあどうにかなるか。



高速道路の1000円祭は終わったが、夏に向けて各地で補修工事が行われている様子。平日なので都心の一部を除いて渋滞しないとはみているが、万一に備えて今回も最も道幅の広い関越経由で実家に向かう。
走り出すとともに娘が車中で熟睡したのをこれ幸いとみて、一気に谷川岳を抜け、越後川口まで駆け下りる。娘の昼飯の時間には少々遅めであったが、直前でお目覚めとなったようなのでまだましか。
平日だからなのかは不明だが、ほぼ貸し切り状態の店内でそばの定食をいただく。鯛飯を白飯に換えて海老天を抜くと丁度良い具合に精進料理になりそうな具合。
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実家の葬式に向かっている途中ではあるが、こういう時に食べるものの選択には少々よく分からないところがある。
あまり気にする必要はない、という意見もあるものの、厳密に生臭物を外すとなると、かけうどんかかけそばぐらいしか食べられるものがぱっとでは思い当たらない。
…具材をえらべばおにぎりもありか。どういうわけだか高速道路上ではあまり見かけないが。

腹ごしらえを終えたら、富山市内に入るまでの間運転手は嫁と交代。
これでようやく仮眠が取れる…