Fin

[image]
一足早い仕事場の忘年会。河豚のコースを囲んで年忘れ…ということになっているが、忘年会にしては早いような気がしなくもない。
普段飲み歩く機会が少ないため毎度毎度どのような店に当たるかはささやかながら楽しみとなっている。同じ店に二度出会うことはそう滅多にない。
しかしコースが進むにつれ、店のつくりやメニュー、竹カゴと鉄板と紙で作った電磁調理器専用の鍋など、以前どこかで見たような気がするものが続々と登場。最初のうちはそういえば…のレベルでしかなかったが。


コースも中盤を過ぎ、そろそろ雑炊に入ろうかというところでメニューに河豚の鰭酒があったのを思い出し、オーダーを通す。こういう店では鰭酒は一度は飲んでおきたい一品だ。
出てきた酒から漂う、炙りの香りで思い出した。
この河豚のひれ酒…2年前にも飲んでいる。今年は割とよく出来ていた方かもしれない。
[image]