Impatience

朝、いつも通り起きがけに1杯水を飲み弁当の仕込みに掛かる…とはいっても、夜間に炊いて仕掛けておいた釜からご飯を盛るのと、冷凍ストックを適宜解凍して詰め合わせるのみ。
水筒に入れるお茶の仕込みや着替え等の身支度と同時進行のため多少気忙しいが、嫁の出産前後も含めてかれこれ2年近くもやっていれば手慣れたものだ。10分もあれば腹八分の弁当がそれなりにできあがる。
弁当のおかずには手抜きとしてよく冷凍の青物総菜を使う。自然解凍で済むようになっていることもあり、少人数のこの世帯では重宝している。


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ふとみると、青物総菜が入っていた紙カップに一言添えてある。
「焦ることないよ」
てんてこ舞いのように見える様を見て食材が窘めにきた…のかどうかは定かでない。