Forever under construction…?

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野良仕事を一通り終え、富山駅から帰途につく。
先月西側に移転していた富山駅の南口駅舎から駅構内に入るのはやたらと遠回りで面倒なので、南口正面に残っているステーションデパートを通りぬけていった。道順が若干複雑かつ土産物を物色する観光客に注意は必要だが、このルートならばある程度はショートカットできる。
道すがら駅構内を見ると、旧2番3番ホームは架線やレールだけでなくその下の砂利も撤去されており、地下道入り口だけが口を開けて残っていた。富山駅周辺の連続立体交差か工事は見かけ上相応の進捗を見せてはいるようだが、どこかの気まぐれさんの匙加減ひとつで、この状態が10年単位で残らないとも限らない。


富山駅に入るや否や、特急はくたかがホームに滑り込んできた。今回は作業が終わり次第とんぼ返りということにしていたため指定席は取っていなかったが、連休の翌週ということもあり自由席はそこそこ空いていた。車内販売が連休の代休なのか終点間際の直江津から営業開始というのは痛い。

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あらかじめ調達しておいたお茶を飲みつつ列車にゆられていると、線路沿いに北陸新幹線にかかわる箱物が線でつながりだしているのが見えた。1年もしないうちに、姫川を跨ぐ橋が1本に繋がっていた。側壁が波打っているように見えるのは気のせいかもしれない。まだレールと電線は設けられていないようだ。
糸魚川を過ぎると新幹線は頚城の山中をぶちぬいて高田の市街地までほぼ直線で行ってしまい海からはしばし離れる。このあたりは親不知子不知ほどではないが、断崖絶壁続き。夏場の晴れた日などに国道8号あたりを走ると爽快な気分になれるのかもしれないが、風力発電用の風車が建てられるくらいの風の強さや、冬場の荒波の影響を考慮すると、高速道路も新幹線もある程度山側に通すのは止むを得ないかもしれない。
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この光景を拝めるのはあと何年となるか…は定かではない。