Silence

余程の眠気だったのか、帰宅するなり横になり、眠りにつくまでをほぼ自動でこなしていたらしい。
洗い物、照明等々、昨夜のままになっているものが多々。その照明のおかげで朝5時前に目が覚めたのはある意味皮肉な話だ。ラジオをつけると深夜番組が終わろうとしているところだった。
せっかくまとまった時間が手に入ったので洗濯物の片付けを始めたは良いが、物干しには先週一週間分プラスジム2回分の衣類が滞留していたため作業にはそれなりの時間を要した。存外に背筋に効く作業量だったようだ。


並行してお勝手の洗い物に朝食と弁当の仕込みなどもやっていると、もういつもの出発時刻になる。
出発間際に洗濯物が片付いて少しばかり広くなった部屋を眺める。
来週からはこの空きスペースのどこかに新たな住人が入ってくるのだ。
その住人を天使に例える声もあれば怪獣になぞらえる警句もある。
いずれにせよ、静かな朝は今週限り。