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4月中頃から「富山ブラック」なるものがカップラーメン化され、数量限定かつ某コンビニ系列限定で売り出されているという話は複数ルートで耳にしていた。
かつ、ここ2~3年の間「富山ブラック」を当地で食べてみたらかなりの濃厚な味に病みつきになった、という話も耳にしていた。
その他も含めた話を総合すると「富山ブラック」は醤油を煮詰めて作ったスープをベースにした、相当濃い味のラーメンらしい…のだが、十数年来富山の味で育った私からすると、そのような「おぞましい味」の代物がカップラーメンになって全国に食品として流通していることが俄かには信じがたい。


信じがたい、が興じて当の品を実際に食べてみたが、カップラーメンの監修元の影響か魚醤をベースにしたスープとなっており、ラーメンとは思えぬ程禍々しい黒さにしては塩辛さも味の濃さも控えめで、だしがふんだんに効いた飲めるスープになっている。話にあるような全面を覆うほどの胡椒もそのカップラーメンでは控えめである。
どうしたことか、事前の情報と全く異なるカップラーメンにしては良い味と感じた。自称ラーメン嫌いですら、臭いをかぎつけて美味しそうと評しやってくる程である。
事前に得ていた情報だけでは「富山ブラック」が何者なのかを確定させるに至る十分な結果を得るに至らないため、この連休中を手始めに頃合をみて監修元の店等で「富山ブラック」という代物を試してみることにしよう。
…この時期定例の田植えおよびその準備作業のついでだが。