「実況中継」カテゴリーアーカイブ

On a chilly evening

ちょっと寄った水道橋に光の花が咲いた。明かりがくっきり見えるようになると、翌朝は冷える。…既に夕方の時点で十分冷えているのだが。
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Coffee break

眠れない午前二時。長野駅自由通路を歩く。
この通路、在来線改札と新幹線改札の間に段差があるちょっと癖のある構造になっている。
ここは長野の街に繰り出すようになった頃から何度となく通っていた。学生時代は自転車を担いで上り下りしたことも何度となくある。エレベーターはあるが、自転車が若干大きめのため入りにくかったのだ。
流石に今の時間は駅のシャッターが閉まっているが、長野新幹線開業までは急行能登が停車する丑三つ時までシャッターは開いていた。もちろん改札も開いていた。

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Draw a prize

結婚二次会での一こま。
花嫁のブーケトスに代わって近年行われるようになったという、ブーケプルズ…ブーケを投げる代わりにそこから数本リボンを伸ばして引いてもらい、引き当てたらおめでとう…でそれは起こった。
リボンは7本用意してあったがそれを引くべき独身女性が足りず、独身男性にも一人加わってもらった。結果、ブーケを引き当てたのはその彼だった。
その瞬間、会場は笑いに包まれ、当人はブーケをちょんまげ宜しく頭にのせておどけてみせた。

Mr. Improper

先日、川口で結婚パーティがあったかと思えば今度は長野で開催。立て続けの序章の予感。
通常、こういった集まりには事前に案内なり、お誘いがあるはずなのだが、他人の名前を勝手に使って連名を装った電報を送り付け、事前に案内すらしていないにも関わらず、しかも場違いの格好で新郎新婦ともにさしたる接点面識のない面々と連れ立って会場に押し掛ける不貞の輩も残念ながらいるという。
どういう了見なのかは知らないが、勘違いも甚だしい。

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Advocacy ad

昼食を待ちつつ新聞を見ていた。
ふと記事の内容に違和感を感じ、よくよく見てみるとイラクからの撤兵を訴える意見広告だった。
今日読んでいた新聞は、朝日、赤旗よろしく左派の論調でもないし、産経、讀賣といった右寄りの論調でもない。それだけに違和感があった。思いがけず目が止まってしまった。
主張者の欄を見ると、元某国大使と共に、もう一名。その方は今年春にイラクで誘拐されるも奇跡の生還を果たした…って、言うじゃない。

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Reprinted edition

長野からの帰りは、よく弁当とビールがお供に付く。今日はきじ焼き丼だ。
かなり昔からあった駅弁らしく、その昔は皇室に献上されたこともあるという。その後しばらく姿を消していたが、長野新幹線開業に合わせて復刻された。
大振りのきじ焼きに齧り付き、「よなよなエール」を空ける。
贅沢な時間──。
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Alkaline

手持ちのMP3プレーヤーにアルカリ電池を突っ込んで動かしている。
ケータイへの緊急充電でそこそこ消費しているのだが、思いの外よく粘っている。プレーヤーの電池ゲージが残り一つになってから、今日で3日目。
普段使っているのはニッケル水素電池。充電式の中では比較的新しいタイプらしい。しかしMP3プレーヤーの電池ゲージが残り二つになると、程なく電池切れだ。数分と持たない。
今、長野に移動している。MP3プレーヤーは大宮で新幹線に乗った時から動かしているが、この分だと終点長野までもってしまうかもしれない。

Fire!?

信州で一仕事終え、高速バスで新宿へ戻る。
長駆3時間半の後、バス停から外へ出てみると、向かいの小田急百貨店の窓という窓が赤い。所々オレンジがチカチカ。
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火事…なわけないか。

Retroaction and spreadding

ふと思い出し、ケータイを取り出す。アドレス帳を修正せねば…
書きかえは至って単純だが、一度書き換えると着歴はもとよりメールの発着履歴まで全て書き換わる。過去分も含めて…
変更後に改めてそれを見ると、履歴の主が一瞬誰だったか考えてしまう。
名字が変わること、人妻になるということはそれなりに衝撃はあるが、むしろ謎かけ…といえるかもしれない。
今日で都合3問目になる。

An emotional closure

この日、私の現住所とも本籍とも異なる、信州のとある村で一枚の婚姻届が出された。
その村ではかなり珍しい出来事に入るらしいが、その書状は滞りなく処理され、ひとつの恋は幕を閉じた。色恋沙汰に何らかの決着が付くまでに大半は1年とかからないというご時世にあって、7年という月日は随分な長さだという。よくぞここまでもった、というべきか。
人生の墓場とも、幸せの極みともいうが、新たに生まれた夫婦の進む先を知るものは当人も含めてまだ誰もいない。そこにあるのはまだ月並みな台詞と、強いてあげるとすると無限の可能性だろうか。

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