長崎ぷらぷら節(7)~さらば、遠き日~

チューリップ祭の幕開けを飾るイベントも終わり、あとはおみやげを買っていって長崎へ戻るだけだが、前日下見をしておいたこともあり、お買い物はあっというまに終了。のんびりと歩きながらハウステンボスを出国。そういえば出国口の近くにハンバーガー屋があったはずだが・・・なかなか見あたらない。それらしき建物はあるが、閉まっている。
出国口にあるのは探しているハンバーガー屋の他には、場内ホテルの受付とバス乗り場に駐車場とホテルが1つ(今回泊まった所)あるくらい。出国ゲートを出るとただっ広い野山が広がっている。ハンバーガーを帰りの電車に積み込んで行こうかと思ったのだが・・・・時間がきたので結局断念。列車に揺られてハウステンボスを後にした。


一見のどかだが、実は地下に光ファイバー網や完璧な下水処理システム(処理した水を庭への散水に使うなどして運河には全く排水しないらしい)などのハイテク設備が埋まっていたりするこのとんでもない街にはまだ未完成のところがあり、そこでは工事が行われていた。数年後には形になっていることだろう。
今回は見てなかったところも少々あり、また休日しかやっていないところもあるのでまた来てみるのもいいかもね。今度は場内に泊まることにいたしませう。
のんびりと列車にゆられて長崎市内に戻る。切符の都合でこうなったのだが、ここまでくると疲れもピークに。もう少しすると帰りの列車に乗れるのだが、それを待っている時間って結構長く感じるもんスね。
ということで駅ビルの中で飯を食ったりおみやげを買い足したりなどして時間をつぶしていると、連れが顔をほころばせながらやってきた。初日にはまってしまった豚角煮饅頭の店を見つけたのである。やっぱり買ってしまった。私もはまっちまっていた。う~ん、いつ食べてもうまい。
そしてもう1つの店を見つけてしまった。今回旅に於いては見てはいけない店だったのかもしれない。ハウステンボスの公式グッズの店。ハウステンボスの場内や、出国口のショップゾーンに並んでいるものの中の多くがそこに並んでいたりする。さっき買ってきたものも一部売られていた。ガック~ン。泣く子も黙る福砂屋のカステラで気を取り直すことにしませう。
駅ビルでそこそこ時間をつぶし、白いかもめに乗車。程なく発車すると全面革張りシートの心地よさに誘われて睡魔がやってくる。初日からの遊び疲れがかなりたまっており、帰りの車内ではほとんど寝ていたらしい。白いかもめの乗り心地はとてもよいなあ・・・と思ったら、博多から乗り換えた時速300km/hのからすでかなり揺られる。ちょうど揺れの激しいスポットに当たったかもしれぬ。
結局眠りにつけたのは、新大阪から乗り換えた急行ちくまの車内だった。軽く酒を飲んだおかげでぐっすりと眠れたらしく、米原から松本までの間は何があったかぜ~んぜん覚えていない。いやまてよ、ビール1缶とワイン1本を買ったが、ワインの半分とビールの全部は私が飲んでしまったような気がする。
松本でちょこっと目が覚めたが、走り出すとまた眠ってしまい、結局起きたのは長野到着の少し前。いや~、長いけど楽しい旅だった。次にこれだけの旅ができるのはいつになるだろうか? やっぱり新婚旅行ぐらいだろうなぁ・・・・。果たしていつになるやら。歳も歳だしそう遠いことではないと願いたいね、いやホンマ。(おしまい)
Rec/Mix:2001-03-11