「駅弁」タグアーカイブ

A matter of personal taste

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慌ただしい秋がやってきた。
昼のお仕事もそこそこに、信州に向かう。
翌朝以降が賑やかになりそうな気配…がそうさせたのかは定かではないが、久々に車中での夕食。
新宿のデパ地下弁当という選択肢もあったが、そこそこの感触を匂わせる穴子の弁当を見つけ、買い求める。
柔らかい煮穴子と堅めの烏賊そぼろの組合せが、楽しい食感を出してくれた。タレも含めてさっぱりとした薄めの味付けが気に入った。深川めしに続く、好みの駅弁に入りそうな予感。

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Thick pieces of pork

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翌朝からの田植えに備え、移動の車中で腹ごしらえにかかる。
どのような経緯があるのかまではわからないが、新潟県内、殊に中越で手に入る駅弁には牛や豚などの肉を使ったものが多い。上越や新潟市内あたりでは魚介を使ったものが多数あるのを知っているだけに、この傾向は意外といえば意外。
普段は予め東京駅で深川めしを買い込むか、途中の越後湯沢で駅弁を買うことが多いが、今回はほぼ綱渡りのスケジュールも相まって、車内の売店にあったもち豚と舞茸の弁当を選ぶ。以前から少々気になっていたが、なかなかお目にかかれずにいた。

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Color it red

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赤飯といえば、小豆の入った文字通りの小豆色のものかと思いきや、新潟にあっては醤油で色を付けたものも「赤飯」と呼ぶようだ。「伝統の赤飯を舞茸ともども弁当にした」と銘打った今日の駅弁の蓋を開けてから気が付いた。
中身は、舞茸の煮物に鮭の切り身と舞茸おこわ仕立てのご飯。このご飯が「赤飯」のようだ。
醤油で味を付けたご飯そのものは、京のねぎめしで食べたことがあるが、この赤飯は存外に味が濃い。しかも豆の類は入っていない。看板通りの「まいたけ弁当」にはなっていることもあり、それが「赤飯」であることが俄に信じがたい。

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Additional purchase

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半ば定例となりつつある血の売り込みでポイントがたまり、思いがけず富良野のたまねぎドレッシングが手に入った。だからではないが、勢いついでにそろそろ中盤にさしかかろうかとしている駅弁大会に足を運ぶ。
連休初日ということもあり、会場は大混雑…のように見えたが、整理券配布や待ち行列の捌きかたが進化していたせいか、ポイントを押さえれば渋滞の隙間を縫っての高速移動が可能になっていた。

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Lunchbox

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今年も恒例の駅弁大会が始まった…が、喧伝されている駅弁には脇目も振らずに近年の恒例となっている「ぶりかまめし」「壷川駅前弁当」と昨年食べ損なって以来1年待ち続けた福井のソースカツ棒を押さえる。
しっかり煮込んで骨まで食べられるぶりかまと、天ぷらにしたもずくをはじめとする沖縄食材で懐かし気分に浸った後にソースカツとご対面。
福井流のソースカツ丼よろしく全面に染み込んだソースがちょっと濃かったが、添付のマヨネーズと一緒に食べると不思議とソースの濃さが和らぎ美味となる。あのソースは、はなからそうすることを前提とした味になっていたのだろうか。

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Cooking container

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週末のお空の具合が好調とわかり、週末にもち米の刈り取りと相成り移動中。出発3日前に日程確定となると、新幹線の指定席は既に埋まっており、はくたかの指定席は辛うじて取れた。3時間の夜間移動で通しの立席は体力面できつい。新幹線はもちろんはくたかも自由席待ちで長い行列ができるのは半ばお約束である。両者とも発車30分程前にはそこそこの列が完成しており、座席確保の保証はない。

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Sophisticated flavor

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京都からの帰り道に弁当を積み込んだ。一つは鱧そぼろの押し寿司。もう一つは湯葉寿司である。
店内各所に鱧の寿司が売られていたが、これだけが一回りお手ごろな値段になっていた。お手ごろだったのはそれが鱧そぼろをつかっていたからである。他は軒並み鱧の蒲焼をベースとしていた。鱧のそぼろという代物は初対面であり、見た目では他のそぼろとの際立った違いが見つからなかったが、食べてみると確かに鱧の骨の食感がする。

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Serving idea

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今年も、京王の駅弁大会の季節になった。
話では毎年お祭り騒ぎの様相とよく聞くが、「牛肉どまんなか」をはじめとする東日本の駅弁は農作業シーズンの行き帰りによく食べており、「ぶりかま」をはじめとする富山の駅弁も同様である。それ以前にぶりかまは京王デパ地下によく並んでいるのを見かけたことがある。頻繁に買うわけではないが、あれは旨い。
今回買ったのは沖縄ゆいレールの「壺川駅前弁当」である。嘗て沖縄に住んでいた際の住居が壺川駅から数駅先ということや、よく仕事や事務手続きなどで壺川駅周辺には何度か出向いたことがあり、何とも言いようのない懐かしさに駆られたのは確かだ。

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Laptop

越後湯沢駅のベンチでコシヒカリビールをお供に駅弁の図。
時節柄、味が濃いのと、わさびシートがついているのは致し方ない。山菜おこわ風のまぜごはん(?)がなかなか。これだけでいける。
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…最近の「とき&はくたか」は指定席の予約が取りにくい。両者の指定席と自由席のバランスがよくないのか、殊に「とき」の予約が取りにくい。平常時でも2週間前の時点でかなりの割合が埋まっており、1週間前では2席以上押さえようとすると離れた席しか残っていないという有様。3連休の前日であればなおのことである。「はくたか」との接続時間が短い「とき」はすでに埋まっていたが、酒田方面への「いなほ」と接続する方の「とき」には十分空きがある。越後湯沢で1時間待ちではあったが…

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Standard articles

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前週、風雨に祟られながらもビニールハウスを組み立てたばかりだが、その後には種まきが控えている。ということで再び実家にて作業を済ませ、帰途につく。
前週をもって富山駅構内の弁当はほぼ一巡したつもりでいたが、1つ大事な品を忘れていた。ど定番の中のど定番、ともいえる幕の内弁当である。駅弁の類を選ぶ際にはその土地ならではのものを優先して選んでいたこともあり、なかなか選択肢に上ってこなかったのも確かである。春の訪れと共に筍が入った季節限定と銘打ったものも出てきてはいたが、今回は幕の内決め打ち、である。

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