「雑記帖」カテゴリーアーカイブ

北斗の叫び~賞味期限5秒前(十勝 後編)

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いなり寿司をつまみつつ、落ち着いた雰囲気のゆったりとした空間で時間の流れもケータイがあることも忘れ、身一つでくつろぐ。朝からこれでもかと言うくらい食べ、飲み、歩いた。
テレビもあることはあるが、見たとしても明日のお天気ぐらい…かもしれない。贅沢な雰囲気にテレビは似合わない。

翌朝は5時に目が覚める。早速とばかりに内湯の檜風呂にお湯を張る…ここでもモール温泉が出た。贅沢は素敵だ。こういうのは一度やってみたかった。まだまだ時間があったので昨夜入り損ねた展望ドーム付きのタイル風呂にも入る。かなり早い時間帯ということもあり、独り占め。

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北斗の叫び~食欲ある限り(十勝 中編)

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愛国駅と幸福駅はセットで行っておかねばなるまい、ということで幸福駅の公園へと足を進めるが、広大な平野にに突如として観光バスの一団が並び、売店らしき建物には人が群がっている。
驚きつつも公園に入ると、バスの車体にはどこかで見たようなペイントが。間違いなく、数日前に富良野で見かけた、台湾&香港方面からの観光客を乗せたバスだった。こんなところにまで足を運ぶとは、恐るべし。

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北斗の叫び~燃える原野(十勝 前編)

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朝食もそこそこに帯広に移動を開始した。池田駅前でゆっくりと回る大きなコルク抜きを目にした時点で、既に何かのスイッチが入っていたのかもしれない。手持ちのラジオから流れる車内FM放送の音楽で気を静める。釧路から帯広までは大した距離はない。エンジン音からして一山越えような気がするがトンネルらしきトンネルはない…ような気がする。
1時間少々で帯広に到着。早速とばかりに六花亭本店に向かう。苺チョコやバターサンドは比較的お目にかかれるが、賞味期限は3時間という話のサクサクパイはなかなかお目にかかれない。本当に賞味期限が3時間なのかは後日確かめるとして、できあがったばかりのところを早速頂く。

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北斗の叫び~くしろよろしく(釧路 後編)

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お昼は泣く子も黙る和商市場の「勝手丼」。目移りしそうで大変。鯨や鮭児など、普段お目にかかれないものも。釧路湿原に出かける前に少々時間を作って下見をしておいたおかげで、「勝手丼」作りは比較的快調に進んだ。下見は短時間だけだったが、顔はしっかり覚えられていたようだ。
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和商市場での「勝手丼」の後は腹ごなしに散歩…のはずが、生憎の霧で何も見えず…。もとより釧路は霧が多いところだそうだが、ここ最近は地元の人も気になるくらいの霧続きという話。平日ということもあって、大通りにも人は疎ら。

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北斗の叫び~くしろよろしく(釧路 前編)

スーパーおおぞらによる札幌釧路間の大移動の果てに、釧路に到着。当初の予測では初夏とはいえ、釧路まで来ると相応に涼しくなっているとみて、長袖のものも若干用意しておいた。が、結果からすると若干予想が甘かったらしい。高原並みに涼しい。
移動の車中がやたらと蒸し暑かっただけに、車内外の温度差に体が驚きかねない。
荷物を抱えて少々歩き、ひとまず宿へチェックイン。ただ乗っていただけのはずだが、体力の消耗は無視できる量ではなかったようだ。栄養補給となるかはさておき、地ビール工場の直営レストランへ足を運び夕食…狙っていたレッドエールは仕込み中。残念。

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北都の叫び~北海道横断大捜査網(札幌編)

富良野からの帰りに一気に疲れが出てしまった。気を取り直して札幌タワー展望台に登る。昼間、夜の眺めもそれなりにいいのだが、どうせなら両方いきたいものだ。タイミングを誤るな。
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まだ明るいうちに展望台を一回りして、周囲をチェック。真下を見ると、JR札幌駅の屋上が案内看板になっている。無論展望台の中にも案内板はあるのだが。
展望台の中を1週している間に札幌の夜はゆっくりと暮れてゆく。

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北斗の叫び~フライング(美瑛・富良野 後編)

特別列車「ノロッコ号」でラベンダー畑へ向かう。はじめは曇り空がだったが、現場に近づくにつれ空が晴れてきた。晴れ間の下に出ると、所々に広がる小さなラベンダー畑の中に、特設「ラベンダー畑」駅が見えてきた。仮設ではあるが、結構大きい。
到着までにカメラのテストも兼ねていろいろと撮っていたが、ようやくデジカメのシャッターの癖がつかめてきたらしい。
よく狙って狙って狙ってから…押す。
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北斗の叫び~フライング(美瑛・富良野 前編)

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夕食もそこそこに札幌へ戻ると、宿のテーブルに何かがいる。小熊だった。
以降、この小熊が旅のお供に加わることとなる。
アルコールはとっくに抜けていたこともあり、翌日の作戦会議も兼ねたコーヒータイムの後、就寝。
…翌朝。
この日は朝8時には出発となっている。スケジュールは存外にタイトだ…ということで宿の朝食会場へ足を伸ばすしたはよいが、少々早かった。

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北斗の叫び~当たれー!(小樽編)

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札幌に降り立ち、スタンダードでもあり新発見ともいえるスープカレーで腹ごしらえをする。
腹ごなしに路面電車で市内観光の予習をしつつ、大通りを北上。どうもお祭りが始まるような雰囲気があったが、雨足が気になることもあり、地下街経由で札幌駅に入り小樽に移動。昼食直後ということもあって、強烈な眠気が…
海沿いに結構な距離を走っていたらしく、目が覚める頃には終点小樽が間近。雨も降り出していた。どうも私が旅行に出ると、初日に雨が降ることが多い。

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北斗の叫び~これが標準(札幌編)

寝台列車に揺られて札幌へ到着したはよいが、雨が降りそう…途中区間で既に雨は降っていた。
札幌到着後すぐにチェックイン予定の宿へ荷物を預け大倉山ジャンプ台へ向かう。地下からバスターミナルへ抜けると運良く直通バスが出ていた。観光シーズンだけらしい。
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リフトで頂上へ上がると、札幌市内中心部が一望できる…が、ふと足下に目をやると、タンポポの茎が異様に長い。タンポポは地面に貼り付いているものとおもいきや、ここのタンポポは育ち方が全く違う。リフトの軌道に沿って結構な数のタンポポが伸びていたので途中でリフトが止まった合間に…乗り場で年寄りが搭乗に失敗してリフトの運転が止まったらしい…目をこらしてみると、どの株も茎が細く、花の付け根が折れ曲がっていない。どうやらこれがニホンタンポポということになる。初めて見た。

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