「雑記帖」カテゴリーアーカイブ

盲点

12月19日・・・すべてはこの日から始まった。
スタッフルームに殴り込みをかけてそのままC-STAFFに加わった翌日のことである。
道端で星さんにばったり会い、そのときに1~2ページで何か書いてみないかと言う話を持ちかけられた。何を書こうかな・・・と頭をひねっているうちに生まれたのが、この一連の「乱筆御免」シリーズなのだ。
スタート当初は、当時連載されていた「流星白書」という作品の影響を色濃く受けたものが多かったが、いつのまにやら「恋愛ネタ」が多くなっているではないか。(一部の例外を除く)このテの話は、今までこういったところにはあまり出てこなかったせいか、読者の皆さんからの「恋愛ネタ」に対する期待の声もいくらか聞かれる。色恋沙汰なんて柄にもないんだけどねぃ(笑)。でも書いているとなぜかハマってしまふ。これは意外だった。

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冬はつとめて

冬・・・・その寒さから、事の終わり、停滞の例えとしてよく使われているようだ。「雪に閉ざされた・・・」「氷に閉ざされた・・・」といった表現は、そこから来ているのだろうか?
だが、冬は終わりとは限らない。例えばチューリップの球根。このテの球根は、寒さにあわないと芽が出ない。冬の間に春にむけての支度をしている・・・ことになる。
冬は終わりとは限らない。一年の始まり、お正月は寒い冬にある。
一年の計は元旦にあり。事の始めをおろそかにしてはいけない。

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リセット

ぬる~い風呂にゆっくりつかっていると、気分がいい。けど、適当な頃合をみてあがんないと、風邪をひく。ひっかかった回数、数知れず。
一度ぬるま湯のここちよさを知ると、なかなかやめられない。ぬるま湯に限らず、温かい(暖かい)ものに人の心は弱いようだ、結構。
オイラもやられた。ぬくもりを思いだしては悶々、そんなときもあった(おいおい)。
わすれたくない、いつまでもひたっていたい、などと思っていてもそうはいかない。始まりのあるものには必ず終わりがある。長い間変わらないものなどめったに出てこない。「永遠」を信じたくなるのは、そのためなんだろうか?

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悪代官

「水戸黄門」をはじめとして、時代劇ではよく、こんなシーンがある。
手下にさらわせた若い娘に悪代官がせまり、「お代官様、お戯れを。」などと返されると、「これこれ、逃げるでない」と言って娘の帯を解いて引っ張る。すると、「あ~れ~」なる声とともに娘がく~るくる回る、というものだ。時代劇の定番と言われているらしいのだが。
これがこともあろうか私の身近でちょっとしたブームになっていた時期があった。そのシーンを再現しようと目論む者達、約数名。一体、誰がこんなものを流行らせたのだ? と思いたくもなるのだが、いつの間にやらひきこまれていたりして。

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胃袋を預る者

暑かった夏のとある日のこと。一台の車が学校へすべりこむ。車の中にはお弁当。それを食べるのは教育実習生たち。
今夏、縁あって私は長野の実習生のお昼のお弁当作りとその配達を手伝わせてもらえることとなった。パートのお姉さんたちや、食堂の池田チーフと一緒に盛りつけをやっていたのだが、そんなときにふと実習中(のはず)の知り合いたちの顔が浮かんでくる。(まてよ、長野で実習してんのは誰とだれなんやろう?)
弁当にはよく、愛情がこもっているなどと言われる。手作りの弁当にはそれぞれに店で売っている弁当にはない「味なもの」があるのだが、それはお弁当にこめてある愛情が形を変えて現れたものなのだろうか? ホカホカでもなさそうなのに、何故か温かさを感じる。不思議だ。

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おタバコ

「男の人って何かヤなことがあると、決まってタバコが吸いたくなるよーで」
松本にいた頃に住んでいた寮の落書き帳に残されていた一言である。
小生は4月からとある冊子の編集長らしきことをやっているのだが、月に一度決まってカリカリ来る時期がある。月末の原稿の〆切から、印刷を済ませて製本業者に引き渡すまでの頃だ(その冊子は、原稿の執筆と印刷を自前でやって、製本だけ業者の方にお願いしている)。
順調にはかどっていると思いきや、大ボケかまして貴重な「紙」様を1000枚近くもパアにする「愛苦しい」やつとか、一度二つ返事で(連載記事の)執筆を引き受けときながら「全然手ェつけてないから今月は(連載を)休ませて」などと哭きを入れてくるやつなんかがいて、毎度毎度ドタバタである。胃にはこないが口に何かくわえていないと落ち着かない。

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原点-「乱筆御免」総集編-

ある冬の日のことである。
「よっ、フヂハタ」
「あ、星川さんこんにちは」
C-STAFFなる集団へ「なぐり込み(アポなし訪問)」を敢行し、その勢いでそのまま加入という出来事が起こったその翌日のことである。その集団が制作していた月刊誌「まほろば」の編集長の星川さんから、「1~2ページ用意するから、記事書いてみない?」という話を持ちかけられた。「酷語(国語)」と「音が苦(音楽)」が大っ嫌いな私ではあったが、原稿を書くことには(なぜか)興味があり、故に即OK。しかし、後のことは全く考えてなかった。無知が故の猪突猛進。知らないからこそできるのさ(なんちゃって)。

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FIREBALL

「う~らあ~めえ~し~やあ~」
幽霊とセットで出てくると言ってもいい、ひとだま。薄暗くいかにも気味悪そうな墓場なんかによく似合う。正体について一時期論争になったこともあったとかなかったとか。歌舞伎などではアルコールを染み込ませた綿の玉に火をつけて「ひとだま」を表現している。そのセットが花火売り場においてあったのには驚いた(私にとってうれしくもある)。そうやって作った「ひとだま」だが、実際に見たという人に見てもらうと、炎の燃え方がよく似ているそうだ。ちなみに実際に見たという人には、近所の墓場で土葬が行われていたという人が多い。察しのいい人はある程度見当がついたことでしょう。

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夏の日の午後

晴れた日の午後、窓を開けると涼しい風が吹き込んでくる。むせるほどすいこむのもいいし、ただ当たっているだけというのもいい。
風に当たると涼しいのは、「注射の前に腕にアルコールをぬるとひんやりする」のと原理は同じ。…なんだけど、なんだか心地いい。心まですずしいような気が…。
青海川へ重油回収ツアーに行く途中のこと、米山ICの近くにあった崖っぷちの休憩所で浴びた潮風がいい感じ。岩場に砕ける波と相まって「これぞ男だ」という雰囲気を醸し出している。体が少し軽くなったような気もする。

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元をたどれば -なんでFUJI-P”やねん!-

この間、とっても暇な友人が「どっかの大学にもFuji-Pがいた」と言う話をしていた。この世の中、自分に似た人が少なくとも3人はいるというのだが、全く同じ名前を使っている人がいようとは。「gooで探すと見つかる」という話だったので、さっそく「Fuji-P」などの言葉をキーワードに入れて検索してみたら、引っかかったよこれがまた。
さっそくおもしろ半分でのぞいてみたのだが・・・・・・その瞬間、我顔面蒼白。ページのトップに「と○メモ」とかいうゲームのキャラがどぉぉぉぉ~ん、と出ていた。わし、この類のもの好かんのよ。

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