Rise and fall

北陸新幹線が開業してはや一年。あっという間だった。
何度か乗る機会があったが、以前と比べてとても速い。越後湯沢や長岡での乗り継ぎ、そこから西の区間でのスピードアップは目を見張るものがある。それに、冬場の風雪でもびくともしないタフさも大したものだ。

おかげで北陸新幹線の乗客は特急列車の時代と比べて3倍になり、その反動で空路は減便となった・・・と盛んに報じられている。

そこではあまり報じられていないのだが、富山⇔関西、富山⇔中京の各方面の往来はどれだけ変わったのだろうか。ニュースを一通りみてみると、北陸線の特急の乗客は微増となっているようだが、春の臨時列車の状況をみるとしらさぎの利用は減ったような気がする。
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ものは試しで、先日ダイヤ改正されたばかりの北陸周辺の特急と新幹線の時刻をグラフ化してみた。

富山〜大阪方面はサンダーバード増発で乗継チャンスが若干増えた一方、富山〜名古屋方面は新幹線開業で2回乗り換えないと往来できなくなる時間帯が増えたりなど格段に不便になって、かつ乗り継ぎ割引の制限から実質値上がりとなった状況に変化はなさそうに見える。

直通で名古屋と行き来できる「ひだ」の時刻を等間隔に近づける調整が行われたのがどう効くかは見ものだが、高速バスが大盛況なところをみると、しばらくはこのままかもしれない・・・ような気がする。