あれがお昼にふと立ち寄ったハンバーグ屋が思いもよらぬ大当たりだった件のバーターなのかどうかは定かでない。
あのハンバーグはボリュームといい、切った瞬間に出てくる肉汁の量といい、これを当たりと言わずして何という！位の出来であった。
残念ながら自宅ではこんな一品は作れない。

今夜はどういうわけだか、大津にいる。

京～大阪方面で一仕事を終えたはよいが、今回の出張は急遽決まったということもあり、いざお宿を探してみると春節で大阪近辺はもちろん京都神戸までお手頃ホテルが悉く埋まっているというから、現地事情に詳しい方々も交えて笑うしかない。

おかげで琵琶湖一望のお宿となったのは、ある意味儲けものとすべきか。
お宿の予約が確定したことを見届け、名神を東へひた走る。
それでも予約が取れたのはその夜の分だけ。次の日は満室であった。

・・・

そして翌朝。
琵琶湖を目の前に望みつつ、ホテルの吉例に従い朝食バイキング。繁体字とも簡体字ともつかない中国語の飛び交う中を、あれやこれやと少量ながら地産地消の和食メニューを中心に押さえに回る。
ホテル側もそれを見越してか相応のプレートを用意していた。バランスはそこそこ取れているだろうか。

テイクアウトカップでいただいてきた紅茶を飲みつつ、荷物の整理ついでに緑茶も淹れて水筒に詰め、粗熱を取っておく。

お茶が適度に冷めたところで二日目のお仕事開始。
美容と健康の為に、食後に一杯の紅茶を。