Prince…?

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予定通りの帝王切開で、息子が現れた。
娘の時と同様、手術室の中から保育器に収められて運ばれてきた。

予め計画されたの帝王切開のため、陣痛はない。
そのため、息子の肺には羊水が溜まっているとのことだが、これは想定通り。
肺呼吸の羊水→空気への切替は不完全のため、生まれて早々息子の息は荒い。保育器の中には濃いめの酸素が必要だが、これも想定通り。
息子は陣痛なしでいきなり世間様に出てきたため口から栄養を取る機能もまだ作動しておらず、早速点滴に繋がれている。これまた想定通り。
担当医師からの説明の後、息子の入った箱は小児科病棟へと運ばれていった。そのまま暫く専用の治療室行き、となる。行き先は一般病棟と集中治療室の中間のような部屋らしい。

程なく、嫁も血栓防止などの事後処置や血圧等の定期計測の準備を施されて運ばれてきた。この辺も娘の出産の時と同じであり、こちらも想定通りの状態に収まっていた。
平たく言えば、この時点では母子共に存命。多少痛々しいが、今は生きているだけで十分すぎる。

嫁の入院以来約半年に渡り核のボタンともいえる「物騒な代物」を預けられッ放しとなっていたが、幸いにして今日の今日まで行使する機会が訪れることはなかった。

これでようやく「物騒な代物」を返上できる…長かった。