Waiting for cave-in…?

災害復旧工事により生まれ変わった道の駅小谷から登ること500メートル少々、国道148号線が1km少々だけ古式ゆかしい谷沿いの隘路となったままとなっている区間がある。前後の区間はトンネルや橋等で大型車もすれ違いできるようになっているが、道の駅小谷から続く2車線のなだらかな橋を渡りきった途端に急カーブと凹凸の連続する悪路が始まる。
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数年前からこの区間はたまに通るが、1カ所だけ急カーブが橋でショートカットされた以外はずっとそのままだ。時の政権の気まぐれによって工事自体が仕分けされたことによる。
この区間にあっては乗用車同士であってもすれ違いもままならない。対向からバスやトラックが来るとその場で片側交互通行となる。場所によっては水力発電所の配管を避けなければならない所もあり、気が抜けない。
工事はそれらの悪路を谷側へ橋などによって迂回できるようにと進んでいたようだが、古いガードレールやロープなどで区切られただけの工事現場は作業再開の気配どころか人気や機械の姿すらない。
この区間を更に登ると、国道は地滑りや雪崩を避けるべくトンネル区間に入り、隘路はおわりとなる。
この区間の工事再開は死者を伴う大規模な土砂崩れが起こってから…と決め込んでいるのかは定かでない。
既に土砂崩れは起こっており、トンネルが掘られた部分の旧道は既に無くなっている。