Nomination buying

仕事帰りが存外に早かったこともあり、帰りにスーパーへ立ち寄る。普段の買い物は休日にゆっくりとやることにしているが、今日は例外。嫁から恵方巻のリクエストが入った。
限定モノにめっぽう弱い嫁が今回飛びついたのは、かの浜内千波監修という触れ込みのサラダ仕立ての恵方巻。すこし前に買い出しに行った際の試食以来目を付けていたという。
…しかし、夕食時の買い物ラッシュを捌ききったスーパーの店頭には件の品どころか恵方巻の類は全く残っておらず、太巻き寿司の売場だけが空っぽになっていた。1つだけ残っていたおいなりさんのパックが哀愁を誘う。


しかし、売場の向こうの調理場をよくよく見ると、できたてほやほやと思しき恵方巻が2~3本並んでおり、さらに奥では従業員がせっせと恵方巻を作っている。どうしたものかと問い合わせてみると、店先で予約しておけば20分程で作ってもらえる由。材料は僅かながら残っていた。
晩酌のお供等の品定めをしつつ出来上がるのを待ち、恵方巻共々買い出しは無事終了。
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世間様はいつのまにやらどこもかしこも恵方巻。仕組まれ感漂う世間様の騒ぎっぷりも滑稽ならその騒ぎの渦中に飛び込む自分自身もまた滑稽なり。