Holdover

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飯山市内、北陸新幹線が千曲川をまたぐことになっている橋の工事現場。この橋の延長上の信越国境を越える飯山トンネルも既に貫通しており各地で設備は着々と出来上がっている。
数年前までは親不知の北陸自動車道を跨ぐ部分位しか姿をみせていなかった北陸新幹線ではあるが、ここ1~2年ばかりの間に帰省途上の各所で構造物が続々と姿を現しており、比較的後に回っていた糸魚川付近でも、姫川に架かる橋共々あっという間に「地面から生えて」きた。手付かずで残っているのは長野市内の浅川と千曲川の合流点近辺くらいではなかろうか。


現長野県知事になって、懸案だった浅川上流へのダム設置と下流の河川改修の議論に決着がついたかにみえたが、一部地区の説明会に限ってはやたらと賑やかになっていることが盛んに報じられており、浅川と千曲川の合流点近辺の一切の工事はストップとなっている。この付近を通る北陸新幹線の工事も巻き添えを食っている格好だ。
脱ダム宣言をぶち上げた元長野県知事が仕掛けたトラップや怨念の類は代替わりして以降もまだまだ燻っている様子である。