あまりの寒さに、押し入れから炬燵を引きずり出し、勢いついでに押し入れの中身を全部出し、部屋の周囲と併せていつもよりも少々念を入れて掃除。あまり面倒を見ていなかった窓枠とカーテンレールにも掃除機をかけ、照明器具は分解して蛍光灯共々軽く拭く。
本棚をずらしてその裏側まで…といったことまではやっていないので「中掃除」とでも言うべきか。本番は来月末。
心持ち綺麗になった部屋の中央付近に炬燵が鎮座し、模様替えをしたような気分になる。

夕食と風呂を済ませた後、先日見つけてきた貯蔵酒の封を切る。10年寝かせたというその酒は、刺激臭の少ない、口当たりの良い味がする。それでいて、寝かせた年月を感じさせる香りも漂う。
時間を忘れてどこまでも飲んでしまいそうな気がしたので、お猪口２杯頂いたところで床につく。