A radio

予約していた指定券を駅へ取りに行った帰りのこと。
時計を見ると5時半。笑点の時間になっていた。
腰からラジオを取り出し、チューナーを合わせる。スピーカーからの音声に誘われる笑いを抑えながら夕暮れ時の道を歩く様は、傍から見ると間抜け。
1年前に投入したそのラジオ、出かける際には常に携行するようにしているが、幸か不幸かまだ本来の用途で活躍したことはない。
願わくばこのまま寿命を迎えてもらいたいものだ。