Shake it!

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大宮の駅構内で、少々かわったお茶のボトルが目に留まった。「お手前緑茶」と銘打った抹茶だ。
見かけたのはそこでしか売っていない、といった感触のしなさそうな品だったが、物珍しく感じたのは確かだ。お茶の飲料といえ大方、緑茶、烏龍茶、はたまた砂糖ミルク入りの紅茶ということになっている。美容と健康を売りにしたブレンド茶なんてのもあったか。
1本購入して新幹線に乗り込み、少々落ち着いたところで軽く蓋を開ける。


中の仕掛けが封切られて水の中に抹茶の粉が落ちた。蓋を戻して軽く振ってやると、最初はミネラルウォーターと見紛うばかりの透明なボトルが、抹茶独特の、濁った緑に染まる。液面には、これまた抹茶ならではの泡が漂う。
こうしてできた抹茶は少々薄めだった。とはいってもそれは以前何度か茶会で飲んだことのあるものに比べればの話で、ペットボトル飲料としては程よい濃さだろうか。
このお茶、海外からの観光客へのお土産品にもよさそうだ。
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