Voice Activation

効用:送信電力を絞って他のユーザーがうける干渉を減らす。
電話では、互いが同時にしゃべることがまずないからだ。電話がつながっている間、1人がしゃべっている時間は全体の4割程度という統計があるそうだ。
もともとこの操作は衛星通信のころから、必要なときだけ信号を出して(電力を消費するようにして)、人工衛星等の通信設備の消費電力を抑える目的で行われていた。今日に至るまで、携帯電話本体にも同様の目的で同様の機能が端末に組み込まれているものがあった。


よくよく考えると、必要なときだけ信号を出す=他のユーザーが受ける干渉が減る、となるわけで、cdmaOneでは最初からシステム全体で標準装備するようになっている。
「余計な信号を発信しない」という点では可変速符号化(「EVRC」参照)や送信電力制御(「遠近問題」参照)と考え方は同じとなる。
上段が自分で話をしているとき、下段があまり話をしていないときの出力の様子。
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