有線区間を流れる信号

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CDMA方式の通信では、端末で拡散符号を掛けられた信号、は基地局では、もう逆拡散を掛けられている。有線区間では原則として固定電話と同じ信号にまで戻している。
ただし、「コーデックスルー(CODEC thru?)」を有線の区間で採用している場合は「音声をアナ→デジ変換をかけた状態」で送られている。
「コーデックスルー」は、CODEC(音声のデジタル符号化)の方式が話し手側・受け手側双方とも同じ場合にのみ可能な手法である。


【コーデックスルーが可能な例】
o ハーフレートPDC同士の通話
o cdmaOne同士の通話
【コーデックスルーが不可能な例】
o ハーフレートPDCと「ハイパートーク」の通話
o フルレートPDCとハーフレートPDCの通話
フルレート/ハーフレート/ハイパートークの違い
これらの違いは、おおざっぱには「CODECの方式が違う」といったくらいである。ハーフレートPDCは、信号の帯域幅をフルレートの約半分にまで圧縮できる方式(PSI-CELP)を使っている。ちなみにフルレートで使っているのは VCELPという方式。で、ハイパートークは、信号の帯域幅はフルレートと同じながら、フルレートよりも性能のよいCS-ACELPという方式を使っている。
CODECの詳細については、他の書物/サイトに譲ることにしましょう(^_^;;