住所遍歴(Part4:再び東京編)

2003年暮れ、再び東京に舞い戻る。沖縄で酒量がかなり増えていたことを考えると、奇跡の生還…というのは少々大げさだろうか。
住み処の確保ができるまで1週間程度ホテル住まいが続いたが、どうにか正月には間に合った。奇しくも以前の住居烏山からほど近いところとなった。しかし、嘗て住んでいた烏山の寮は自分が沖縄にいる間に廃止となっており、既に跡形もなくなっていた。今は建て捨て住宅が並んでいる。
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かつての巣にいた同期の内の何人かは既に一国一城の主になったと聞く。時間の流れは、そんなものらしい。
で、今度の物件は新築のCATV・システムキッチン付の大層な代物ではあったが、NTTにはもはや固定電話を引く気力も残っていないのか、部屋にモジュラーはあっても電話がないときた。結局使用頻度も考えて、何も引かないことにした。固定系の通信手段がなくてもこれといった不自由を感じないのが面白い。
期せずして年に1回のペースで引越す羽目になっており、今度もどれだけ住めるか分らないが、前回半年ばかり住んでいた頃から周辺の様子は大して変わりないようなので、店の開拓などをしながら生活を楽しむとしよう。