細菌のメール

相変わらず多いウイルスによるSPAMメール。ほぼ全部が面識の無い方からのメールなので、おそらくウイルスがブラウザーIEのキャッシュやOEのアドレス帳からネタを抽出して送っているのだろう。
今日も1日1通のペースでそんなメールが届いているが、「今日の必ずトクする一言」( http://www.tomoya.com/ )の統計によるとOCNからのSPAMが多いとのこと。ユーザーが@niftyに比べると結構少ないはずなのに、SPAMの件数では@niftyを圧倒しているという結果。


そういや、自分の所に来るのもOCNからのが多かったかなという気がするので、12月に入ってからSPAMをサーバーで直接消してしまう前にどこから来たかを記録している。ある程度数がまとまったところで集計結果を報告できるでしょう。
参考までに昔大学に出入りしていた頃に集計したことがある自分のサイトへのアクセス件数(1ヶ月分)上位10箇所を出してみると、
1. 富士通(fujitsu.co.jp), 10168回
2. @Nifty(infoweb.ne.jp), 9954回
3. DION(dion.ne.jp), 9891回
4. NEC(nec.co.jp), 8007回
5. Biglobe(mesh.ad.jp), 7045回
6. ODN(odn.ad.jp), 7028回
7. OCN(ocn.ne.jp), 7002回
8. 日立(hitachi.co.jp), 6475回
9. SONET(so-net.ne.jp), 4393回
10. 東芝(toshiba.co.jp), 4009回
となっており、アクセス件数の割合≒ユーザーの割合と考えるとやっぱりOCNからのSPAMメールは富士通,@Nifty,DIONに比べて少ないはずなのに実態はそうでもなかったりするというから不思議。
ま、この類のウイルスは「IEとOEを使わない」ようにするだけであっという間に解決できるので、目くじらを立てるほどでもないんだけど(:-P)・・・とはいっても自分で(そうとは知らずに)ばらまいたウイルスの数及びIEの利用率とWebのスキルは2乗3乗レベルで反比例する(謎)とまことしやかに語られている位なので当面ウイルス系SPAMが止むことはないだろう。ユーザー側だけでウイルスを叩くのは至難の業である。
さて、SPAMメールといえば毎度おなじみi-mode。SPAMと判断したらメールセンターでまとめて受信拒否、という対策をとってはいるが、効果はいかのどのものか? 始まったばかりで何とも言ぬがこれより前に実施したメールアドレス変更の方はかなり有効だったという話。
また、元から電話番号をメルアドに使えないためSPAMが少ないと言われているauやTu-Kaも同様の対策をとったほか、SPAMに悪用されるサービスの一部を廃止するとのこと。ユーザーからはようやくDocomo,au,Tu-Ka共にが重い腰を上げたように見えるが、それなりの効果は上がってきているそうだ。
余談になるがJ-PHONEはというと、現在の所そういう対策はとっていないはずだし、関係者・・・つーかそういうのをリサーチしている方の話では対策を取る予定すらないとのこと。
Jのメールシステムは、今のところ一番SPAMの影響をユーザーが喰らいやすい(ダウンロードするしないの選択はできるが192文字を越えるだけで最低8円は取られるし)のでちょっと心配。てゆーかSPAMと年賀写メールでお正月にJ-PHONEの電話システムはダウンするのではないかと懸念している。K-1でなくともガードが甘いところは的になるもんだし。
ケータイの事例を見てもやはりSPAMの類は出所に近いところ即ちプロバイダーで叩くのが一番効果的なのだが、果たしてウイルスやSPAMを叩く努力をしているプロバイダーはどのくらいだろうか? 集計結果はいかに?。