住所遍歴(Part2:東京編)

2001年春、大江戸のど真ん中、市ヶ谷駐屯地に移ることになった。で、最低限の荷物を単身パックに押し込み、ホンマモンの防衛庁市ヶ谷駐屯地から歩いて5分のところにある「市ヶ谷駐屯地」へ行ってみると、1駅の範囲内に靖国神社やら神楽坂やら日テレやら私立大といった何とも騒がしそうな所にあることが判明。今までと環境が全く違うもんだから、生きていけるのだろうかと心配していたが、次から次へと問題が・・・。まず水がまずい。やっぱりカルキ臭い。顔を洗うのもちょっと大変だった。都心のど真ん中だけあって騒音もなかなかももの。朝5時になる前から電車が走っている。道路は24時間車がひっきりなし。そして極めつけはお勝手。あるものといえば電気コンロのみ。試しにお湯を沸かそうとしてみたら沸かなかった・・・・。


しかし都心のど真ん中だけあってどこへ出るにも便利だったこともあり、大量の野菜ジュースに支えられながらも風邪一つひかず暮らすことができた。そうして転居から半年が経過してようやく生活にも慣れてきた・・・と思ったところにやってきた転居の話。「市ヶ谷駐屯地」取り壊しに伴い、2001年秋に世田谷区北烏山っつーところに移ることになった。ということで引っ越しを済ませた後に平日本業休日Dash村もどきの生活の合間を縫って街を回ってみたのだが、この烏山という街は駅周辺や旧甲州街道沿いを中心にたくさんの商店が軒を並べる生活感たっぷりの街であり、夜11時になるまでに大半の店が閉まるという至って真っ当な街だった。中央道の北を中心に多数の寺院が広がる(関東大震災で都心から焼け出されてきたという記録有り)静かな街でもある。ただし夜は暴走族ご一行様がおでましになるためにぎやか。招かれざる客もいたりして、その付近だけ特に警備が厳重。
世田谷区はとにかく広い。烏山の他、成城・祖師ヶ谷・駒沢・三軒茶屋といった複数のエリアからなるこの区は23区の中でもかなり広く、これといったターミナルがないのに鉄道が8路線も走り、鳥取県よりも遥かに人口が多いのであるが、文化施設などは人口当たりにするとかなり少ないようである。しかしそんなに不便は感じないかも。
世田谷区は、鉄道(しかも都心からの放射方向のみ)の近くは便利であるが、鉄道から離れたり、環状方向への移動となるとバスしか利用できなくなる。バスは路線により本数の差が著しい。ものすごく本数の多い路線では、常に次のバスが来るのが見えていたりする。列車も同様(?)
住みかはバス停がいくつもも利用可能なところである。が、このいくつも利用可能というのは、どこのバス停にも遠いということであり、不便の代名詞と思って間違いない。バスを待つよりも歩いていった方が早い場合もある。実際バスはほとんど使ったことがなく、烏山から2~3駅の範囲内はもっぱら自転車で移動している。今はそういうところに住んでいる。もっともっと開拓せねば(^^;;・・・と思ったが突如沖縄移住となり、烏山の寮も2002年度いっぱいで消えるとか。惜しいことをしたもんだ??
[image]
[ある日の千歳烏山駅前の図]