長崎ぷらぷら節(6)~ゆっくり、のんびり~

まだまだ続きはあるっつーても日暮れが近い。今日も(今日は・・・か?)朝からかなりの距離を歩いたため、かなり疲れもたまってきてますな。翌日は最終日。おみやげを買うときにあわてなくてもすむように、てことでのんびりと下見。
3時を過ぎると昼間そこそこ入っていた人もまばらになり、あたりは静かになる。・・・とおもったら、人だかりと馬の蹄と鈴らしき音が。
その先へ向かうと、なんと馬車が走っていた。ここの交通機関はバス・タクシー・運河の船の3択のはずだが・・・?


馬車に乗っていたのは新婚さん。挙式の現場に出くわしたらしい。そういえば、ガラスの館で結婚式が明日行われると予告していたわ。そのカップルかどうかは別として本当に場内で結婚式をやってしまうとは恐れ入った。派手な挙式になりそうやね~。記念にはなりそう。
年も年だしいつ挙式になるかなぁ、その時には絶対呼べよなどと冗談ぶっこきながらワインで一息ついて、ふたたびぷらぷら歩く。
・・・とそこに妙な音が。モーターの音か? 音がするのは別荘地へ続く橋のあたりらしい。
音のする方向へ行くと、橋が持ち上がっている。どうやら水門(閘門といったほうがいいか)を船が通過するらしい。ゆっくりと橋が持ち上がると同時に2つ並んでいる門の中は水位が上がっている。
船が通過し、持ち上がるときと同じ音をたてて橋が下がっていくとまた静けさが戻る。あたりもだいぶ冷えてきたので、船で一周して帰ることに。ちょうど1週する間に日が暮れていき、稲佐山やタワーで堪能したはずの夕暮れをこの日も堪能していった。
宿に戻り、カニで充電し、一夜明けると最終日。しかしこの日は「チューリップ祭」初日でもあり、昼前にはなにやらイベントも開かれるとか。場内で配られている新聞でチェック。
会場近くの喫茶の中でも会場が結構よく見えそうなところに陣取り、コーヒー(水出しコーヒーってダッチコーヒーともいうんだってね)を飲みながら会場付近を見ていると、会場の端のほうにスピーカーらしき箱が設置された。
さらに時間がたつと、客が円形に集まりだし、その中に数人の男が入ってきた。みたところ警官と酒屋の店員に郵便屋っぽい。そして酔っぱらい。大道芸の始まりである。あ、ガキが一人連れ去られた(そのあと酔っぱらいから風船細工をプレゼント)。
上からだとボール・たいまつ・箱などのジャグリングや自転車乗せなどの曲芸、酔っぱらいvs警官のやりとりなどに沸き立つ観衆がよ~く見える。途中からいかにもオランダ風の(?)娘さんも加わり(別の会場から出発したパレードがこの会場に加わったらしい)、さらに盛り上がる。
コーヒーも一通り飲み終わったので下へ降りてみると、イベントは最高潮に。途中警官と酒屋の店員に縄でぐるぐる巻きにされていた酔っぱらいも縄から脱出しており、観客を引き込んで踊り出す。最後の方にはどこからかテレビカメラも入ってきた。今日はかなり大規模なイベント期間の初日らしい。やっぱりこれだけの場所には少々派手なイベントもないとね。
連休初日ということもあり、ハウステンボスの中の人手は前日・前々日に比べて多かった。運河の船の間隔も前日の半分になっている。(つづく)
Rec/Mix:2000-03-11