やっぱり、はやい

ある日のこと、晩飯のあとにぼ~んやりとTVを見ていると、CMが始まった。お茶を入れにいこうとしたら、なにやら懐かしい曲が流れてくるではないか。ふと画面の方を向くと・・・・
解散
の文字がおどっているではないか。なぬ?解散・・・・? 今ではどれくらいの人がその存在を覚えているだろうか、今では古となってしまったころにに活躍していたT-BOLANの解散と、それにあわせたベスト版CDの発売予告のCMだったのだ。


我輩が高校にいたころの話になるが、バンドブームって~か、「Being軍団」とも呼ばれたアーティストたちがけっこう人気を集めていた時期があり、その筆頭あたりにいたのがご存知T-BOLANだ。(B’z, ZARD, あたりが代表格だろうねぇ)
確か3年間を通して売れてる曲をバシバシ出していたんだけど、我輩が高校を出たあたりからあんましネタやランキングに上がることも少なくなり、ここしばらくはぜんぜん音沙汰がないな~と思っていたらこのCMである。
そのCMを見てから早速資料としてかき集めてあったCDの山の中から、T-BOLANのものをいくらか引っ張り出してみた。CDには大抵発売日が印刷されているので、それを見てみると、93,94年モノが多かった。で、改めて聞いてみると(現時点のBGMっす)、あのころこんな曲が流れてたな~などと往時を思い出す。
時間のたつのはやっぱり、早い。
時間はさかのぼるが、この間の休みに花火を見に行った。我輩の住まう信濃の国は、花火好きが多い。お祭りシーズンはもとより、秋から冬にかけても何かにつけて花火大会が行われ、あちこちでドンパチドンパチやっている。
自宅から歩いて少々のところにただっ広い川原があり、毎年この場所で「えびす講」と称して大花火大会を行う。毎年毎年最後に20号玉っていう超弩級のやつを打ち上げていたんだが、付近の宅地化があまりにも進んだために今年から10号玉の2連発になってしまった。
まあ、それでも間近で見る花火というやつは目と耳と足で楽しめる。色鮮やかなのはもちろんだが、連発で上がる花火が打ち出す、ドラムの音にも似た爆発音、そして花火の「開花」に呼吸を合わせるかのような地響き。これを堪能せずして「信州人」とはいえないらしい。
さて、花火のほうだが、オーソドックスな丸いやつをはじめとして、きのこ、蝶、さくらんぼをあしらったものから、星型、ハート型といったイロモノなどが次々と打ち上げられていき、大きいも花火になると拍手が沸き起こる。
また、今年は普通の花火ではなかなか見られない、青系の色のものもあったりして、上空を見ながら心を躍らせていた。おしまいの方になると、地面から花火がV字に打ちあがるともに歓声が沸き起こっていた。気がつくと最後を飾る10号玉の2連発が終わっていた。
賞味2時間くらいの花火大会だったのだが、その間ずぅ~っと上空を見ていたため首がかなりこってしまっていた。花火大会が終わるまでの間、そのことに全く気づかない我輩であった。
時間のたつのはやっぱり、早い。
そういったネタをまとめようかとしていたころ、都の西北にいる師匠から久しぶりの電話がかかってきた。どうやら我輩がとっくに電話を新しいものに取り替えているだろうと思っていたらしく、その使い心地にを知りたいらしい。・・・・が、まだだったりする。現在品物の入荷待ち。
そこそこ忙しかったらしく、ずいぶんの間ご無沙汰になっていたのでついつい話が弾んでしまった。知り合いが今度八景島の近辺に転勤になったとか、月1位のペースで福岡に出張していた話やら、いつぞやの宗教ブームの話やら、100萬アクセスを突破した話やら、電車の話やら・・・・・
そうこうしているうちに、1時間がたってしまっていることに気づいたが、それでも話はまだまだ続く。お久しぶりパワー、恐るべし。師匠が都の西北の地に就職してからはや2年になろうとしている。そのあいだにお互い身の回りの環境もす~っかり変わってしまい、根っからの信州人だった師匠から、信州エキスがかなり抜けておった。
信州人なる人たちは、信濃の国をいくらかに分けた地区を「1つの県」のようなものとして話をしているが、県外から見ればどれも全部ひっくるめて「長野県」なのだ。
結局終わってみれば、2時間ばっか話し込んでいた。朝に充電したばかりの電池も、切れているではないか。そろそろ寿命やな。
時間のたつのはやっぱり、早い。
気がつけば髪もかなり伸びてしまった・・・・・って、髪の伸びるのが早いのは、助平な証拠という話があるのだが、それは本当か?
Rec/Mix:1999-11-28