銀河旅行

ここんとこ、ネットワークまわりが騒がしくなってきた。
まず、着信メールの数がウナギ・・・とまではいかないが、増えてきた。よく、桁違いな状態を「天地の差」「雲の上」などとたとえるが、研究室に入るまでは1週間に3~4通しか来ていなかったことを考えると、今の状況はさしずめ「大気圏外」といったところかもしれない。今ではちょっとメールボックスをのぞくのをさぼると、確実に3~40通はたまっている。
手をこまねいているといつぞやのような目に遭いかねない。そこで「MH」(1日の着信メールが確実に3桁台にのぼるという、自称メールマニアの某先輩のおすすめ)や「MEW」などを試してみたのだが、私の脳味噌が極度のおサルだったために使い方を会得できず、あえなく失敗。結局今まで使っていたRMAILの改良版のようなソフト「VM」を管理人に頼んで入れてもらい、そいつにのりかえた。おかげでかなり楽にさばけるようになった。VMについては「サルならわかるUNIX」で書くとしておこう。


あ、・・・・メールに好かれるようになってしまっては、俺様終わってる(汗)。好かれるなら女の人の方がいいに決まってるやんけ(笑)。なんちって。
そういえば、ホームページのアクセスカウンターの回転も上がっているようだ。「CDMAうわっ」を見に来る電子・通信といった分野の企業関係者がなぜか増えているのもあるが、最大の要因は物好きな人々の登場にある・・・・かもしれない。
その人たちの狙いは、アクセスカウンターの「ぞろ目」である。777や888といったような。
9月も終わりに近くなってきた頃だろうか、常連客の一人・TAC氏からのメールが来た。
「777カウント目を出した。賞品に何かくれ~。」
そこで「なにものにも代え難い名誉」を進呈し、「999カウント目の訪問者になったときには銀河旅行をプレゼントします」なるメッセージを送った。
・・・・ウケてしまった、何故か。
なんで銀河やねん、と思う人もいるかもしれないなぁ。この時点で、そのメッセージがとんでもないことを引き起こすとは知る由もない。
余談になるが、アクセスカウンターはこのサイトを改装する前だった、今年の4月の終わりに取り付けたものだ。
最近アクセスカウンターの回転が日に日に加速しているような錯覚をすることが多くなったが、そのころインターネットの向こう側では「物好き軍団(と勝手に命名)」が我こそ999カウント目の来訪者にならむとして、毎日せっせせっせと見に来ていたのだ。頻繁な更新はやっていないのだが。
ちょくちょくホームページをのぞいて、ぞろ目やキリのいい数字(1000,5000 etc…)を出そうとし、その結果を自慢しあっている人たちがいるとは聞いてはいたが、身近なとこにもいたんスね。
そうしているうちにX-DAYが来てしまった。その日の昼過ぎ、最近始めたCGIのスクリプトを試してみたついでに、カウンターを見てみたら「993」。あさってあたりに999になるかなぁと思っていたら、その2時間後に電話がきた。
「いぇ~い、999カウント達成!」
電話の主は「またもや」TAC氏である。777カウントの時に続く快挙(怪挙?)だそうだ。
さ~て次は何を賞品として出そうか、などと考えながら今これを書いている。次は「7777」目指してせっせせっせと見にきてもらおうか。でも7は3連でこそ輝くからやめとこ(笑)。
カウンターの数字が増えてなんぼのもんじゃい、と思うことがあるし、実際にそう思っている人がいるかもしれないが、見に来てくれる人が多くなるってぇのはうれしいね。作り甲斐も出る出る。
最後に、777カウントの際のメールのやりとりの中で登場した、「宇宙連合」という踊りについて書くことにしよう。
その「宇宙連合」というのは、彼の所属する大学生協の関係者の間で「伝統芸能」として有名になっているもので、
・怒るふりをする火星人
・泳ぐまねをする水星人
・タバコを吸うまねをする木星人
・「コマネチ(昔流行ったらしい)」をする金星人
・道路工事のまねをする土星人
・「チ○クリマンボ(吉本でやってるやつでんがな)」のようなことをする地球人
などなどに扮した人たちが奇妙奇天烈な踊りを繰り広げる。最近は知っている人が少なくなっているそうだが、つい2~3年ほど前までは毎年のように踊られていたとのこと。
そんな話をしながら、彼は銀河旅行獲得を目指して999カウント目を虎視眈々とねらっていたのだろうか? そして今日もまた次の「ぞろ目」をねらってせっせせっせと見に来ている・・・・のかもしれない。
Rec:1998-10-7/Mix:1998-10-14