元をたどれば -なんでFUJI-P”やねん!-

この間、とっても暇な友人が「どっかの大学にもFuji-Pがいた」と言う話をしていた。この世の中、自分に似た人が少なくとも3人はいるというのだが、全く同じ名前を使っている人がいようとは。「gooで探すと見つかる」という話だったので、さっそく「Fuji-P」などの言葉をキーワードに入れて検索してみたら、引っかかったよこれがまた。
さっそくおもしろ半分でのぞいてみたのだが・・・・・・その瞬間、我顔面蒼白。ページのトップに「と○メモ」とかいうゲームのキャラがどぉぉぉぉ~ん、と出ていた。わし、この類のもの好かんのよ。


いまや、私のペンネームのとして働いている「FUJI-P”」なる名前。なぜそうなったのかは定かではない。が、私の記憶が確かならば「FUJI-P”」なる名が登場したのは高校1年の頃だったはづだ。
高校時代の私は放送部でアナウンサー(らしきこと)をしていたのだが、入部当初の私には、何故か「ジョー」なる「源氏名」がつけられていた。命名は先輩の某女子部員。熱狂的ヅカファンである。
しばらくの間はその名前で通っていたみだいだが、夏になりかけた頃、突如「藤P」なるものが自然発生的に使われだすようになったのだ。現在使用している「FUJI-P”」の原型となるものだが、生みの親、登場時期共に定かではない。
1ヵ月くらいの期間の内に、少しづつ入れ代わっていったのだが、どっちを使うかでもめたらしいという話も・・・・・ちらほら(笑)。
そうして部内で定着していった「藤P」だが、初めのうちは女子部員はともかく、男子部員からそのように呼ばれることに多少抵抗があった。が、それもごく短気で、慣れてしまえばいつのまにやら…というわけだ。
その後、高校卒業までその名が使用されたことは言ふまでもない。
大学へ進み、寮に入った私は、ひょんなことから事務室をたまり場にしている人たちと知り合ひになった。ふつうはまわりの環境が変わると、よほどのことがない限り、新しい環境に応じて新しい名前がつくらしい。しかし…。
その事務室には「事務室の音」なる落書き帳があった。落書きが大好きな私はあろうことかその場の勢いで誌上に登場してしまったのだ。「Fuji-P”」なる名で…。こうして「Fuji-P”」は誕生…した。
そのとき、「ふぢはた」なる名も登場。命名者は同じく事務室にたまっていた女子の寮生。自らを「ぼく男の子だしぃ」とうそぶく。かくしてその1年は「Fuji-P”」と「ふぢはた」が共存した。余談だが、私の名前で呼ぶときに「ぢ」を意識して吹き出す者、約数名という情報もある。
時は流れ、キャンパスの移動にともなって長野へやってきた。それからしばらくの間は「Fuji-P”」も「ふぢはた」もなりをひそめ、フツーに「ふじはた」とよばれていたのだが、暮れも押し迫る頃にC-STAFFとかいう情報誌の編集スタッフに殴り込みをかけたことによって事態は一変。
「ふぢはた」と「Fuji-P”」が湧き出したかのごとく復活をとげた。スタッフ内では主に「ふぢはた」が、外部では「Fuji-P”」で通っているようだ。
が…人によって呼び方は様々。
「FUJI-P”」と呼ぶ人もいれば、省略して「(ひよこの)Pちゃん」だとか、髪型の特徴から「ほうき頭」と呼んだりだとか、はたまた「お兄さん」だとか。正面切って「Fuji-P”」と呼ぶうら若きおじさまもいるのだが、呼びやすいように呼んでくれりゃあ、いいや。
そんなこんなで、現在 「Fuji-P”」はネット上でのハンドルネームと、(紙の)原稿でのペンネームとしてしっかり働いてくれている。有効期限は未だ未定。
(追記)なんかようわからんけど、東大にもいるみたいやなぁ、「Fuji-P”」さんが。(10/12)
Rec:1997-6-3/Mix:1998-8-31