満天の星

たまに夜空をみると、いいもんだ。お月見ってのもいいけど、満天の星なんてのもいい。
オリオン座、北斗七星、天の川などなど、星にまつわる伝説は多い。それだけ人の心をつかんで離さないものがあったのだろう。
ところで、これら伝説になっている星の数々は他に比べてよく目立つ。見ていても結構明るい。「星の等級」を知っている人もいるだろうけど、この等級、6つずれるとちょうど明るさが100倍変化する。なかなかおもしろい。


しかし、さらにおもしろいことにこの等級には「マイナス」もあるという。私の記憶が確かならば、太陽はマイナス26.5等星だったはず。(等級が下がるほど明るい星なのだ)
ここC-STAFFにも、星・伝説の類ならばたくさんある。その中に、前編集長の星さんも入っている。たぶん。
星さんの代になってから、「まほろば」は大きく変わった。顕著な例が、レイアウト。当時、「一気に見やすくなった」と反響をよび、多くの大学から注目を浴びた。そういった声を実際に聞いて見て、恐ろしくなったくらいだったし。「中興の祖」といったところか?
おいらがまだ普通の読者だった頃、よく読んでいたのが「れっつぷれいまほろば」「流星白書」と「お料理のぺぇぢ」の3つ。いずれも星さんのページだ(ただし、お料理のぺぇぢは途中から担当が変わったが)。その中でも、「れっつぷれいまほろば」がおいらに及ぼした影響はただならぬものがあり、その結果が「殴り込み」(アポなしでの編集スタッフ加入申し込み)である。
文章力もあって、絵も描けて・・・。そんな星さんは始めの頃のおいらにとっていい目標だった。イラストを描き始めたのも星さんの影響を受けてのことで、現在仮免許練習中の状態。そこから分岐して生まれたのが片手間に作っていたコラージュ作品だ。当時の素材になったイラストの大半は、星さんの作品だった。きっかけがきっかけだっただけに(苦笑)。
困ったことに(?)、おいらは人からインパクトを受けるとそれがまっすぐに出てしまうらしい。
一連の「乱筆御免」シリーズは「流星白書」から受けたインパクトがもとで始まったようなもので、星さんの粋な計らいのおかげで今こうしてここにある。本人には失礼なんだけど(かなり?)、星さんが、「姐さん」のように思えたこともあったくらいだし(笑)。
虹がかかって見えていることを仮定してその分を差し引いたとしても、当時の星さんの働きっぷりが「かっちょよく」見える。それ自体が武勇伝として通用するかも。
武勇伝っていうと、「男の活躍」を連想する人が多いみたいだけど、そうでもない。
例えば鎌倉時代、女性も甲兜をまとって勇ましく戦っていたのだ。「武勇伝」の数々も、古文書に書き記されている(はずだ)。「闘う」だとか「かっちょいい」だとかは男女に関係ないとは思うのだが、これは変か?
「昔、星川って編集長がいてさァ、・・・」
こんな書き出しのコラム・エッセイの類を、そう遠くない将来に後輩達の誰かが書く・・・かもしれない。
この頃、おいらが次期編集長などと噂されているようだけど、なんだかあまりにも恐れ多い気がする。かりにも全国40以上の大学から好評のお声をいただいている冊子の編集長殿ですぜぃ。でも、目指すだけの価値は十二分にありそう。できるもんなら・・・(以下省略)。
最近、何かがおいらの中で変わっているような気がする。当面の間は修行に務める日々が続きそうだ。いいものは吸収するに限る。悪いものならば反面教師にすればいいだけのことなんだろうけど、星さんにかぎってみればそんなことはあるめぇ(マジデスカ)。
縁は異なもの味なもの。ものすごい人に出会ったもんだ。
しかし、ゆくゆくは・・・・
踏み台になってもらいます。
これを書いてから1年以上がたってしましましたが、いろいろ思ふ所あって公開がか~なり遅れてしまいました。ごめんちゃい。
Rec:1997-2-14 Mix:1998-6-2